【仕訳帳】【自作】【Excel】「総勘定元帳」Sheetの作成(1/3)
仕訳帳 シート を作成していない方は先に作成してください。
この自作Excelでは
- 消費税申告
- 家事按分
- 減価償却
については触れませんので、ご了承ください。
仕訳帳自作Excelの全体像です。
このうち、今回は 総勘定元帳 シート を作成します。
なお、作成するExcelはすべてシート保護します。
総勘定元帳 シート は複雑なので、3回に分けて説明します。
自作するのはめんどうなので完成品がほしい、という方はこちらからどうぞ。
総勘定元帳 の印刷イメージ
作成するExcelのイメージはあとで説明します。
先に印刷イメージをご覧ください。
総勘定元帳 シート には印刷範囲外の列があります。
仕訳帳から総勘定元帳への転記
簿記の復習です。
仕訳帳に記帳したら、借方科目および貸方科目それぞれの総勘定元帳に転記します。
そこから元帳のページ番号を仕訳帳に書き戻す、ということがありますが、ここでは忘れてください。
これをExcelで実現するために、勘定科目ごとの総勘定元帳シートを用意するのではなく、総勘定元帳をシート1つにして、借方科目も貸方科目もここに集約して記帳するイメージです。
仕訳帳には複合仕訳はありませんので、仕訳1行に対して、総勘定元帳には借方科目・貸方科目の2行を作成します。
複合仕訳については、 仕訳帳 シート 作成のところで触れていますので、気になる方はもう一度確認してください。
account-it-dentist.hatenablog.com
総勘定元帳の明細 [調整数]
総勘定元帳の明細行を作成する前に、またもや私の造語ですが [調整数] について説明します。
前提として、
- 借方科目は総勘定元帳の偶数行にコピー
- 貸方科目は総勘定元帳の奇数行にコピー
ということにします。
逆でも可能ですが、説明を単純化したいためこれを前提とします。
逆にする場合はこれからの説明は読みかえてください。
[調整数] =
[総勘定元帳シートの明細行開始 行番号] - 2 * [仕訳帳シートの明細行開始 行番号]
[総勘定元帳シートの明細行開始 行番号] ですが、少し注意してください。
ここでいう「明細行開始 行番号」の明細行開始行は、必ず偶数行にしますが、必ずしもヘッダ部のすぐ下の行を意味しません。
明細行開始行は、仕訳帳のコピーが始まる行を指します。
明細行作成の具体的な説明は次回ですが、仕訳帳のコピー行の上に1行用意します。
最初に奇数行にその行を設定して、次の行(偶数行)から仕訳帳のコピーを始める(明細行開始)ことになります。
例えば仕訳帳の開始行番号が 5 、総勘定元帳の開始行番号が 8 とすると、
[調整数] = 8 - 2*5 = -2
となります。
上記の計算で得られた数値を、次回から [調整数] と表現します。
参考記事です。
account-it-dentist.hatenablog.com
今回は 総勘定元帳 シート のイメージを説明しました。
ここまでの説明で 総勘定元帳 シート を作れるという方もいらっしゃるのではないでしょうか。
次回は 総勘定元帳 シート を具体的に作成して行きます。
自作するのはめんどうなので完成品がほしい、という方はこちらからどうぞ。
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