高雄(Kaohsiung)の観光名所である旗津(Cijin)半島に行ってきたのですが、知っていればもう少し効率的に観光できたので、報告します。
加えて、その他の高雄観光スポットの情報を少々。
美麗島駅
美麗島駅は、台湾第2の都市である高雄で最も有名な観光スポットだと思います。
世界で2番目に美しい駅と評価されたこともある天井を写真に撮りたい人が多いと思います。
平日日中だったためか、人は多くなかったので撮影に問題ないかと思うのですが、15時から10分ほどプロジェクションマッピングのような映像投影がありました。
毎日あるのか不明ですが、映像投影がみたい方は15時に行ってみてください。
逆に天井を撮影したいだけの方はこの時間帯を避けるといいでしょう。
ちなみに、高雄MRTでも悠遊卡(EasyCard)は使えます。
account-it-dentist.hatenablog.com
鼓山(Gushan)フェリー乗り場
フェリー乗り場自身は観光スポットではありませんが、旗津半島観光の入り口です。
最寄りのMRT西子灣(Sizihwan)駅から徒歩10分くらいのところに鼓山輪渡站(Gushan Ferry Terminal)はあります。
タクシーで行くのはありだと思いますが、タイミングがよくない限り歩いた方が早いのでバスは使えないと思った方がいいです。
1番出口からでも2番出口からでもあまり変わらない気がしますが、どちらかというと、2番出口の方が道が分かりやすいです。
GoogleMapsからの地図は下図です。
フェリー乗り場までの道は迷うことはないのですが、「鼓山輪渡站(Gushan Ferry Pier)」の表示が見えてからスクーターでなく人のみの乗船口がなかなか見つからず困りました。
ちょっと見ただけでは分かりにくいのですが、2023年3月現在乗船口はターミナルを正面にみて左側にある「魚市場」の建物脇にあります。
下の写真はGoogleMapsより。
写真は古いだけで、現在は「魚市場」の看板があります。
運賃支払いは悠遊卡(EasyCard)が使えます。
account-it-dentist.hatenablog.com
フェリーには座席があるのですが、眺望を楽しむなら前方に立つのがおすすめです。
(フェリーはすべて同じ型というわけではなさそうなので、前に立てないフェリーもあるかもしれません。)
本土側の高いビルや旗津灯台や歴史を感じる旗津フェリーターミナルなどの景色を楽しめます。
旗津(Cijin)半島観光
旗津(Cijin)半島観光は徒歩圏内の範囲だけでした。
基本的に山登りになるので、自転車を借りる場合はこのルートは自転車を借りる前または返したあとに行くほうがいいと思います。
山登りといいましたが大して登るわけではなく、東京でいうと飛鳥山くらいな感じです。
ここからご紹介する順番は実際に観光した順番ではなく、この順番にすればよかったと感じた順ですので、不正確かもしれませんのでご容赦ください。
旗津天后宮
フェリーを降りて老街へと進むとすぐ旗津天后宮が見えてきます。
灯台へ行くか砲台へ行くかの分岐点
分岐点という観光スポットがあるわけではないのですが、道順を説明する過程としていったんここまでで整理します。
天后宮の見学を終えたのち、老街をまっすぐ進むとビーチへと着きます。
私はこのルートで観光したのですが、ビーチは後回しにした方が分かりやすいです。
下図のとおり、天后宮を出たら(老街のビーチ方向を正面にみて)右の道を進み、地図上の写真のオブジェを目指しましょう。
本当は老街の途中を右に曲がった方が近道ですが、この行き方の方が分かりやすいと思います。
オブジェのとおり、灯台は右へ砲台は左へ進みます。
旗津灯台
旗津灯台は月曜定休日です。
もし月曜日なら灯台はあきらめて、分岐点を左に進み砲台を観光したほうがいいと思います。
というのも、私が行ったのも月曜日で、中に入れなくても外から見れればと思い行ってみました。
しかし、門の外からは灯台は見えないので、行く価値はないと思います。
上述のとおり、灯台までの道のりは上り坂となります。
旗津砲台
灯台から旗津砲台へは、山道を少し下りまっすぐ進みます。
道の途中左手に木組みの階段があるので、それをのぼると赤レンガの要塞を一望できます。
説明もあまりなく大砲のレプリカなどもないのですが、防衛のための要塞であったことがなんとなく分かります。
灯台からの景色は私は見れなかったのですが、高いところが嫌いでなければここからもビーチや高雄市内が一望できます。
旗津星空隊道
旗津星空隊道はチカチカと電飾が光るトンネルです。
実は、私は星空隊道のあとに砲台へと向い苦労しました。
旗津星空隊道は旗津砲台の出口近くの真下にあり、地図上は近くにあるのですが、実際は地図で見るほど近くなく、行き先表示もないので、この説明を読んでいただく前提でこの順序の方が分かりやすいと思います。
砲台を出ると、左へUターンしてして道を下っていきます。
道の途中に展望台がありますが、さらに道を下ります。
展望台の先に右手に階段が見えます。
足腰に自信があれば、この階段を下りましょう。
「足腰に自信があれば」と言いましたが、手すりが腐食して使えないので注意して下ってください。
階段を下りることが難しい方はこのまま進むと先に述べた分岐点に着きますので、ここから旗津星空隊道を目指してください。
階段を下りると林の中を右手に海岸を目指して進んでください。
海岸が見えると表示が出ると思いますが、右手に旗津星空隊道を目指してください。
もし逆順に行くなら、あえて星空隊道のあと灯台を目指した方が分かりやすいかもしれません。
トンネルは絵が描かれている部分の先に電飾があるのですが、電飾のある部分にも絵が描かれています。
トンネルを抜けると海岸に出て、海に突き出た堤防が見えますが入れません。
この先には特に観光スポットはないので、引き返したほうがいいでしょう。
旗津海水浴場
星空隊道を引き返して右手の海岸沿いに道を進むと広場があり、旗津海水浴場が広がっています。
広場には "CIJIN" のサインモニュメントがあり、フォトスポットになっています。
なお、ビーチの砂は非常に細かく、靴で入ると靴の中にかなり砂が入ります。
細かい砂なので痛くなったりはしないのですが、ホテルに戻ってからもまだ入っていたくらいでした。
ビーチに入る方はご注意を。
ここまでくると、老街を通ってフェリー乗り場に戻れます。
ここまでは徒歩で観光できます。
彩虹教堂や巨大な貝殻のオブジェなどの写真映えスポットがある旗津海岸公園は今回行きませんでしたが、歩けなくはない距離ではあるものの結構距離があるので、自転車などで行くことが一般的みたいです。
打狗英國領事館
赤レンガでできた旧イギリス領事館で、人形で当時を再現したり、(アロー号事件のほうの)天津条約を契機に設置された歴史が説明されています。
実際に行ったのですが、実は積極的におすすめしたい観光スポットではなく、時間が余っているなら行ってみてもいいのでは、という感じです。
ただ、歴史に興味がある人はネットで情報を調べてみてください。
例えば「打狗」ですが、これは清朝時代の高雄の地名で、原住民が "Takau" と呼んでいたものに漢人が漢字をあてたもので、現在の「高雄」は日本統治時代にこの字がイメージが悪いので日本語読みで音が近い名前に変えた、という歴史があったりします。
おすすめしない理由のひとつがアクセスの悪さです。
さきほど説明した鼓山フェリー乗り場からさらに徒歩10分程度かかります。
バスは本数が少ないので歩いたほうが早いですし、行きにタクシーを使ったとしても帰りにタクシーを捕まえられないかもしれません。
おすすめしないもうひとつの理由は内容が99NT$に見合わないことです。
チケットにはショップで利用できる30NT$分のクーポンがついているのですが、中の建物の半分は言い過ぎかもしれませんがかなりの部分おみやげなどのショップです。
そのため、ゆっくり観光できる場所は限られます。
ただ、景色のいい場所でアフタヌーンティーが楽しめるなどいいところもありますので、興味のある方はどうぞ。
結構高低差がありますので、ご注意ください。
駁二アート特区
私は現代芸術に興味がないのですが、現代芸術が好きな方には駁二アート特区(The Pier-2 Art Center)は評判がよいようです。
LRTで行く場合は分かりやすいです。
LRTでもMRT同様に悠遊卡(EasyCard)が使えますが、乗車時にタッチするだけで下車時はタッチは不要です。
account-it-dentist.hatenablog.com
MRTでは鼓山フェリー乗り場の最寄り駅でもある西子灣(Sizihwan)站か鹽埕埔(Yanchengpu)站が最寄り駅です。
西子湾駅からで説明すると、2番出口から地上をUターンするように進むとLRTの駅があります。
LRTのレールの奥に、いまは使われていない線路があります。
LRTや廃線の線路に沿って芝生のなかを散歩するのも、様々な作品があり楽しめると思います。
線路を横切って、特徴的な高層ビルを正面に見ながらまっすぐ芝生の公園を進むと、駁二アート特区(The Pier-2 Art Center)です。
龍虎塔を含む蓮池潭風景区
高雄観光スポットとしては龍虎塔も有名で、蓮池潭周辺には龍虎塔以外にも観光スポットがあります。
こちらはYouBikeについての記事ですが、この中には蓮池潭周辺の地図と観光スポットを記載しています。
account-it-dentist.hatenablog.com
六合夜市
六合夜市は、さきほどあげたの美麗島駅が最寄り駅となる高雄最大の夜市です。
英語もほぼ通じませんが、スマホの翻訳アプリなどを使うのもひとつだと思いますが、身振り手振りでも嫌がられることもなかったです。
ただ、結構スクーターが入ってきますので、実際に危ない目には会っていませんが、ちょっと怖かったです。
どうもウーバーイーツなどの配達サービスのためのようですが、そこそこのスピードで走るのでびっくりしました。
愛河クルーズ
今回は行っていないのですが、以前の高雄旅行で行きました。
そのときも良かったのですが、いまは高雄流行音楽中心という建物ができていたり、当時よりきれいな夜景になっていると思います。
KKdayでお得なチケットもあるので、「愛の船クルーズ」で検索してください。
(実際にKKdayのページをみたら「愛河ゴンドラ」なんてのもあるんですね)
乗船場は「愛之船」という表示で探してください。