台湾で広く使える交通系ICカード悠遊卡、英語名称EasyCardでの購入と注意点についてまとめました。
- 悠遊卡(EasyCard)とは
- 悠遊卡(EasyCard)の残高が不足した場合
- 悠遊卡(EasyCard)のチャージ
- 悠遊卡(EasyCard)の購入場所 - KKday
- 悠遊卡(EasyCard)の購入場所 - コンビニ
- 悠遊卡(EasyCard)の購入場所 - MRT駅の有人窓口
- 悠遊卡(EasyCard)の購入場所 - メルカリやヤフオクなど
悠遊卡(EasyCard)とは
悠遊卡(EasyCard)というICカードは、主に台北をはじめとした地下鉄(MRT)やバスなどの交通機関で使用でき、コンビニなどのお買い物でも使用できることがあります。
交通機関では現金より割引になることが多く、例えば台北のMRTでは2割引になります(ただし桃園空港線は割引なし)。
悠遊卡(EasyCard)の価格は基本100NT$(約450円)で、現在はデポジットでなく買取制で返金されることはありません。
ただし、使用期限はなくなりました。
台湾のMRTなどの運賃は安いので2,3日間だけの観光ではなかなか元を取れないかもしれませんが、5日間で台北と高雄の旅行では元を取れました。
このあとで説明しますが、悠遊卡(EasyCard)は残高がマイナスでも使えるので観光客でも元が取れる人も多いのではないでしょうか。
また使用期限はありませんので、1回の旅行で元を取れなくてもまた台湾を旅行するつもりなら、購入しておいてもいいと思います。
悠遊卡(EasyCard)の残高が不足した場合
交通系ICカードは日本で使い慣れている方も多いですが、悠遊卡(EasyCard)は少し違うところもあります。
そのひとつが残高不足のときです。
日本の交通系ICカードは残高不足の場合はチャージして残高不足を解消しないと支払いできません。
しかし、悠遊卡(EasyCard)は残高がマイナスでも使用できる場合があります。
MRTではマイナス60NT$まで使用できます。
注意が必要なのはバスの場合で、マイナス15NT$まで使用できます。
いまはGoogleMapsでのルート検索などでバス利用のハードルが下がり、台北市街から九份へ行くのにバスを利用されることも多いと思います。
私も松山機場(SongshanAirport)から臺北車站(TaipeiMainStation)まで利用しました。
MRT利用時は残高確認を怠っても、駅でチャージできます。
しかし、バスではチャージできませんし、現金で払う場合はお釣りはもらえません。
バスを使う場合は、利用前に必ず残高がマイナスになっていないかチェックしましょう。
残高を払い出すには手数料がかかるので、残高をマイナスにした状態まで使い切って帰国するのがお得です。
悠遊卡(EasyCard)のチャージ
各MRT駅にチャージ用の機械があり、日本語表示も選択できますので、チャージ作業はあまり苦労することはないでしょう。
日本と違うのは、紙幣しか使えないものや逆に硬貨しか使えないものがあることです。
また、チャージ金額を指定する機能はなく、おつりが出ませんので、うっかり1,000NT$札を投入すると、1,000NT$分チャージされてしまうのでご注意ください。
店員さんとやりとりしなくてはいけないというハードルがありますが、コンビニでもチャージできます。
金額指定してチャージできますので、手元に1,000NT$札しかない場合はおすすめです。
悠遊卡(EasyCard)の購入場所 - KKday
桃園空港での受け取りになりますが、KKdayで販売されることがあります。
ひとつ目の紹介ですが、あまりメリットないかもです。
事前に日本でチャージ済みのものを購入できますが、受け取り場所を探さなくてはいけないので、時間の節約になるものでもないです。
悠遊卡(EasyCard)の購入場所 - コンビニ
空港のサービスセンターでも購入できるようですが、チャージはできないので二度手間になってしますようです。
私は松山空港を利用したのですが、桃園空港にもコンビニはあるでしょう。
松山空港は制限エリアから出たら、左奥へ進んでいくと左手にセブンイレブンがあります。
ちなみに、松山空港では預け荷物をピックアップしたあとで荷物のX線検査があるのですが、これは預け荷物でなく機内持ち込みの荷物に対するものでした。
コンビニで購入するメリットは
- カードの購入とチャージが1箇所でできる
- 豊富な種類から選べる
ことです。
デメリットとしては、店員とのコミュニケーションが必須というところでしょうか。
私は上述の松山空港セブンイレブンで購入したものが、こちらです。
カードはカウンタの上にあり、10種類以上はあったように思います。
確認したわけではありませんが、おそらくすべて100NT$だと思います。
松山空港のセブンイレブンでは英語が通じず、苦労して少し中国語が話せる方に助けてもらいました。
ついつい「イーズィー」でなく「イージー」と発音してしまう私の英語のなまりがひど過ぎるのが原因なのかもしれませが。
その人が言うには、空港のコンビニでは「ヨーヨーカー」というカタカナ読み発音のほうが通じるんじゃないか、とのことです。(「ヨーヨーカー」とは悠遊卡の読みです。)
カウンタには色々なものが置いてあるので、店員さんに聞いてみるのが早いと思います。
チャージですが、おそらく悠遊卡(EasyCard)を購入した時点でチャージするか聞かれるのだと思いますが、多分中国語で話される可能性が高いので、こちらから伝えたほうがいいでしょう。
例えば300NT$チャージしたい場合は「チャージ three hundred dollar, please」と言えば通じる可能性が高いようです。
ちなみに、英語では "charge" でなく "put" を使います。
中国語でも「チャージ」っていうんですか?ときいたのですが、偶然発音が近いのだそうで、中国語だと「加値」というのだそうです。
またまたちなみにですが、値を油にして「加油」だとオリンピックで有名になった「ジャーヨウ」(頑張れ)となるそうですよ。
スマホの翻訳アプリでコミュニケーションをとるのもあり、だと思うので、お好みのカードを選びたい方はコンビニで購入してみてください。
悠遊卡(EasyCard)の購入場所 - MRT駅の有人窓口
改札機近くの有人窓口で係員にお願いすると購入できます。
桃園空港にも松山空港にもMRTの駅があります。
確か松山空港には悠遊卡(EasyCard)の自動販売機がありましたし、桃園空港にもあるんじゃないかと思います。
この券売機はチャージ済みのカードだと思いますが、日本語表示にできますし、空港からMRTで移動するなら便利です。
注意点としては硬貨を受け付けませんし、お釣りも出ませんのでご注意ください。
悠遊卡(EasyCard)の購入場所 - メルカリやヤフオクなど
メルカリやヤフオクで購入するメリットは、事前に日本で入手することで時間の節約になるということで、これ以外のメリットはないように思えます。
実用性目的の方に向けた出品は意外と少なく、プレミアつきのものが多いようです。
もう台湾に行く予定がない方は、少しでも回収しようとして出品する人が多いのではないか、と想像していたのですが、、、
2023年3月現在のレートでいうと、1枚500円でも高いのですが500円以下の出品は皆無といっていいくらいです。
仮に500円以下での出品があったとしても、前述したとおりマイナス残高になっているリスクもあるので注意してください。
もしマイナス60NT$残高の悠遊卡(EasyCard)を入手した場合、チャージしないとMRTには乗れないですし、このカードに100NT$チャージしても残高は40NT$にしかなりません。
残高を明示して販売されている方もいらっしゃいますので、価格だけでとびつかないように注意しましょう。
しかし、台湾ドル(NewTaiwanDollar)の紙幣や硬貨は有利なレートで出品されることもあり、私は硬貨をメルカリで入手して持っていきました。