【MoneyForwardクラウド確定申告】仕訳登録手順と検証
MoneyForwardクラウドで仕訳を登録する手順を、自作Excel仕訳帳の検証を前提に説明します。
画面入力による仕訳登録
まずは画面から仕訳を登録する手順を確認します。
手順はいくつかありますが、その1つを説明します。
左端のメニューバーから「手動で仕訳」→「振替伝票入力」を選択します。
新規の登録は画面上部に入力します。
日付、借方・貸方の勘定科目、補助科目、金額を登録していきます。
「未実現」はチェック不要です。
また複合仕訳を登録できるので、複数行にしたい場合は「行追加」ボタンで複数行にして登録できます。
その場合は、貸借金額をバランスさせてください。
入力が終わったら、「登録」ボタンをクリックしてください。
下の一覧に仕訳が追加されます。
登録された仕訳を、変更・コピー・削除するには、右にある「編集」ボタンをクリックします。
編集する場合は、そのまま開いた行を編集して「保存」します。
コピーする場合は「複製」をクリックして、新規登録のときの画面上部に内容がコピーされますので、編集して新規の時と同様に「保存」ボタンをクリックします。
インポートによる仕訳登録
検証のための仕訳登録としては、こちらのほうが実用的だと思います。
左端のメニューバーから「会計帳簿」→「仕訳帳」を選択します。
ファイルフォーマットを確認するため、エクスポートしてみましょう。
画面右上の「エクスポート」→「CSV出力」をクリックします。
(2020年4月追記)
2020年6月から無料で CSV出力 を利用できなくなりました。
有料でも最も安いプランではエクスポートできません。
インポートファイルのフォーマットが欲しい方は、こちらからどうぞ。
ストレージ画面に切り替わるので「ダウンロード」をクリックします。
ファイルフォーマットをExcelで開くと
ファイルフォーマットをテキストエディタで開くと
編集はExcelが楽だと思います。
Excelで編集してファイル保存すると、テキストエディタで確認できる " (ダブルクォーテーション) は消えてしまいますが、インポートには問題ありません。
明細番号のようなものはないので、同一「取引No」にすれば複合仕訳になります。
使用する勘定科目や補助科目は事前に登録することを忘れないでください。
また、複合仕訳は貸借をバランスさせる必要があります。
画面右上の「インポート」→「仕訳帳」をクリックしてインポートします。
画面指示に従ってインポートが完了すると、インポートされた仕訳には「インポート」のマークがつきます。
インポートファイルのフォーマットが欲しい方は、こちらからどうぞ。
検証方法
現在フリープランは受け付けていないのですが、フリープランを申し込み済みの方向けです。
一番気になるのは、フリープランで年間50件しか登録できないのに、どうやって同時登録運用による検証ができるのか?だと思います。
ヒントは複合仕訳でも1件とカウントされるということです。
複合仕訳は、通常の使い方だと多くて3行くらい、想像できないけど5行くらいが最大かな、というのが私の感覚なのですが、MoneyForwardクラウド会計では最大何行登録できるのでしょうか。
答えは分からないのですが、実験では100行の複合仕訳の登録ができました。
そのため、私が提案するのは1ヶ月分の仕訳を1件の複合仕訳にしてしまうというものです。
これなら年間12件だけの仕訳でよく、50件の条件でも十分足ります。
ただ、このやり方はいつまでもできるものではないかもしれません。
先日実質値上げをしたばかりですし、、、
検証で利用する機能は、左端のメニューバーから
- 「会計帳簿」→「総勘定元帳」
- 「会計帳簿」→「残高試算表」
などです。
注意点
ここまで読んで、自作の仕訳帳なんてなくても複合仕訳の悪用ですべて使えると思った人がいるかもしれませんが、お勧めしません。
この方法は、取引日を犠牲にしています。
複合仕訳では当然各行に取引日を指定できないため、この方法で作成する仕訳帳や総勘定元帳の取引日は不正確です。
もし1ヶ月無料トライアルなら、データ連携による自動仕訳も試してみてください。
フリープランなら仕訳件数が足りないのですが、MoneyForwardクラウド会計のよさが実感できると思います。(値上げ前までは、おすすめでした。)
期末処理と確定申告
フリープランでは、減価償却費計上や家事按分などの期末処理、青色申告決算書や確定申告書などの書類作成などの決算処理も利用できなくなりました。
以上で「MoneyForwardクラウド確定申告」を使った検証の説明は終わりです。
次回は「やよいの青色申告オンライン」を使った検証を解説します。
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