先日KKdayで購入した台湾新幹線(HSR)で台北から高雄(左營)まで乗ってきたのですが、購入に少し手間取ったので手順をご紹介いたします。
KKdayの台湾新幹線(HSR)割引
台湾西岸は高速鉄道が敷設されていて、車両は日本の新幹線である700系が採用されていて、台北・台中、台南、高雄(左營)などを走っています。
そのため台湾新幹線と日本では呼ばれることがありますが、台湾では公式には新幹線とは呼ばれておらず、HSRと表記されることが多いです。High Speed Rail の頭文字です。
KKdayでは台湾での入場券観光スポットの入場券やクルーズ乗車券などに対する割引券が多くあります。
「1枚買うと1枚無料」の注意点
2023年3月現在、台湾新幹線(HSR)の「1枚買うと1枚無料」というチケットが販売されています。
購入手順を解説したページはいくつかあるので、ここでは注意点のみご紹介します。
- 桃園や台北へ戻るチケットは対象外
- 割引クーポンを取得して登録しないと割引されない
ひとつ目の注意点が、これは片道(One-Way)チケットですが、台北や桃園などは南下方向(Southbound)だけが対象という点です。
私は高雄から台北への帰りのチケットもこれで購入できると思っていたので、戸惑いました。
3日間パスというものもあるので、他の商品の検討もしてみてください。
次の注意点は、クーポンコードを発行して登録しないと割引されないという点です。
クーポンコードを入力せずに購入してしまうと半額になりませんので、ご注意ください。
上記画面の(1)にある通り、「指定のページで割引コードを取得すると」とありますので、指定のページをクリックするとクーポン取得のための画面が表示されます。
パスポート番号を間違えないように登録し、クーポンコードを取得しましょう。
取得したクーポンコードはメモしましょう。
この作業はあくまでクーポンコードを取得しただけで、購入は元のページに戻って別途購入作業を継続します。
購入作業を進めていくと、クーポンを指定する箇所がありますので、ボタンをクリックします。
取得したコードを入力して、「受け取り」ボタンをクリックすると対象の割引クーポンが表示されますので、選択して「確認」します。
この作業を行ってはじめて割引が効きますので、購入作業を続けてください。
台湾高鐵のページで予約
KKdayで購入するとバウチャーが発行され、高鐵のページで便を予約します。
事前に予約せずに窓口に行っても席の予約はできないと書いてあるので、まずホームページで予約しましょう。
私は松山空港に到着後その足で高雄に移動する予定で、いつ台北駅に着くのか読めなかったので、いったんかなり余裕のある便を予約しておいて窓口で前倒しした列車の指定席に変更してもらいました。
なお、予約した便に乗り遅れた場合は係員に相談のうえ自由席を利用可能とあるので指定席にこだわらなければ融通はきくかもしれません。
予約は難しくないのですが、日本語表示がないので英語表示の画面で解説します。
予約手順の説明の前に、発行されたバウチャーで交換コードを確認してください。
上図の例では1人分ですが、2人分の場合は各人それぞれに交換コードが記載されます。
台湾高鐵の予約ページの右上にある「Manage」をクリックします。
予約情報の入力画面へと遷移します。
「Sign in with redeem code」をチェックして、下図の該当箇所に交換コードとパスポート番号を入力します。
2人のどちらの番号を入れても大丈夫です。
その下に画面に表示された文字を入力するのですが、ここがはじかれることが多く、何度かチャレンジしてください。
Sendをクリックして問題なければ、2人分の情報が表示されます。
予約したい人を選択します。
たいていは2人とも同じ便だと思うので「Select all」をクリックすると、2人ともにチェックが入ります。
対象を選択したら「Reserve」を入力します。
日付や出発駅の出発時刻などを指定します。
時刻はざっくり指定しておけば、表示されたあとでも「Earlier」や「Later」ボタンで表示される便を切り替えることができます。
予約したい便を選択し、「Confirm」すると予約は完了です。
チケット発行と乗車
実際に乗車するときは、有人窓口でバウチャーを見せてチケットを発行してもらうことになります。
「HSR」の表示に従うと、あまり迷うことなく駅に着くと思います。
窓口の方は英語が話せますので、発行されたバウチャーとパスポートを見せてチケット発行を依頼します。
入国スタンプも確認していたようで、結構しっかりチェックされました。
先に述べた通り、私はここで予約を前倒して指定席を変更しました。
ただ、必ずしも前倒して変更できるとは限りません。
私は平日日中でしたが、並び席でなく二人とも中央のB席になることを了承して前倒しましたし、週末や休日だと席の空きがないかもしれません。
発行されたチケットです。意味があるか分かりませんが、一部黒塗りしてます。
難しいものではなく、4号車の座席10Cのチケットということです。
A, B, C, D, E は日本の新幹線と同じで、AとEが窓側、CとDが通路側です。
チケットを受け取ると、係員にチケットとパスポートを見せて改札を通ると思っていたのですが、このチケットで自動改札を通れます。
購入する商品によっては自動改札を通れないかもしれません。
その他は、特段変わったところはなく乗車すると、英語アナウンスを含めてまさに日本の新幹線です。
違うところといえば、窓側席に電源はありません。
どうしてもスマホやモバイルバッテリーを充電したというときは4号車などに充電スペースがあります。
もうひとつ、ゴミを専門の係の人が回収してくれるところは日本と違うな、と感じましたね。