この自作Excelでは
- 消費税申告
- 家事按分
- 減価償却
については触れませんので、ご了承ください。
仕訳帳自作Excelの全体像です。
このうち、今回は 勘定科目 シート を作成します。
なお、作成するExcelはすべてシート保護します。
勘定科目 シート はあとで作成する 仕訳 シート から参照されます。
自作するのはめんどうなので完成品がほしい、という方はこちらからどうぞ。
勘定科目 シート のイメージ
私が作成した 勘定科目 シート です。
実際はもっとたくさんの勘定科目を使用していますが、イメージのため一部のみにしています。
黄色背景のセルは入力可能なセルです。
「勘定科目」列
A列は分類に使用していますが、他のシートから参照されることはありませんので、作成しなくても大丈夫です。
B列に勘定科目を登録していきます。
また 仕訳 シート で入力する勘定科目は管理することをおすすめします。
なぜなら、のちに使用するVLOOKUP関数などがもらすことなく集計できるようにするためです。
勘定科目は、現在使っていなくても将来使う可能性があるものは、記載しておくことをおすすめします。
あとから追加するのは、仕込んだ関数が壊れるリスクを伴います。
使わない勘定科目が表示される面倒もあるので、痛しかゆしですが。
なお、勘定科目のセル範囲(例えば、38行目までに勘定科目を登録していたら、B4:B38)に名前をつけてください。
私は勘定科目のセル範囲に「勘定科目」という名前をつけています。
勘定科目にコードを付与するか?
自作なのでどのように管理するかは勝手なのですが。
私はコード管理していないのですが、コード付与にメリットもあるので考察します。
勘定科目に例えば "B05-元入金" といった感じで頭にコードを付けて記載します。
こうすることで、オートフィルタでのリストの並び順を制御できます。
並び順は、あいうえお順とか文字コード順とかあるようですが、コードで制御するのが楽です。
その場合は、コードを5番飛ばしで付与するなどするのがおすすめです。
あとで勘定科目を追加するときに、すべてのコードを降り直さなくても、空き番号を付与すれば済みますから。
「前期繰越」列
前期繰越は仕訳帳に仕訳を作成するという方は、この列は不要です。
C列に前期からの繰越残高を登録していきます。
収益勘定や費用勘定および事業主貸や事業主借は繰り越しできないので、入力不可のままで大丈夫です。
なお、前期繰越は整数しか入力できないように入力制御します。
(実態に合わせて入力制御は変えてください。)
入力規則は「データ」タブにあります。
マイナスはありえないと思いますので、整数の入力制御はこのように指定すれば大丈夫です。
入力規則はさぼらずに設定することをおすすめします。
Excelは自由度は高いのですが、その分集計数値の信頼度を保つことは難しいです。
逆に自由度を制約して、集計数値の信頼度を高めましょう。
「残高計算係数」列
残高計算係数って何だ?って思われると思いますが、私の造語なので気にしないでください。
総勘定元帳や残高試算表などの残高計算で使用します。
D列に、貸借対照表(B/S)や損益計算書(P/L)で、左側にある勘定科目は"1"、右側にある勘定科目は"-1"を指定します。
ここは入力制御してませんが、ご随意に。
(「補助科目」列)
なお、仕訳帳では補助科目も使用していますが、私は管理していません。
補助科目も集計に使用するので管理したい方は、その列も作成してください。
ただ、勘定科目と補助科目の組み合わせを管理することは難しいと思います。
私の勉強不足で難しいと思っていたのですが、勘定科目と補助科目の組み合わせで管理することも可能です。
こちらの記事をご覧ください。
account-it-dentist.hatenablog.com
以上で 勘定科目 シート はシート保護をして終了です。
次回は 仕訳帳 シート を作成します。
自作するのはめんどうなので完成品がほしい、という方はこちらからどうぞ。
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